FX初心者の用語集「織込み済み」とは?

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FX初心者のためのFX用語解説「為替相場で“織込み済み”」とは

「織込み済み」という表現をよく耳にされると思います。市場があるイベントが起こる事を前提に、一方向に取引を傾けてそのイベントに備えている、つまり価格に反映されている状態のことをさします。

 

ご存知のように相場は様々な要因で動きますが、これは経済指標や経済政策の発表など日時が決まっていて、専門家による予想が出回るようなイベント前によく見られる状況です。

 

外国為替市場

 

 

直近では、先週の米国中間選挙と米FOMCの追加金融緩和策があります。米国中間選挙では現オバマ政権の民主党が歴史的大敗を喫し、FOMCにおいては鈍化している経済回復へのテコ入れのため、2011年6月末までに米国債を追加で6000億ドル買い入れるという追加の金融緩和策を行うことを発表しました。

 

市場変動要因の教科書的な基本に則って言えば、現政権が選挙に負けるというのは政治的には不安定要、つまり市場にはマイナス要因と考えられます。通貨は売られる、株式も売られる、債券も売られる(金利は上昇)という状況の予想ですね。

 

また金融緩和策は金利を下げる政策と同じ効果を求めるものですから、やはり通貨が売られる方向にあります。株式については企業にとって資金調達しやすくなることからプラスに作用することが期待されるものです。通貨安による輸入の活性化も想定されます。(そもそも経済喚起のための政策ですので。)

 

今回の結果ですが、まず中間選挙では事前に民主党劣勢は予想されていたこと、民主党劣勢のそもそもの原因の一つが景気回復の遅れにあること、共和党の掲げる政策の方が企業にとっては比較的有利であることなどから株価は上昇となりました。為替相場は選挙については完全に想定内で大きな影響はなし、という判断とFOMCを控えての様子見ムードとなりました。

 

そのFOMCの追加緩和策も市場の予想の範囲内ということで、為替相場の反応は限定的、株式市場は好感して上昇となりました。NY株についてはリーマン・ショック以前の水準に達し、FRBにとっては金融緩和策の効果と強気になっていますね。日本株は出遅れていますが…。

 

追加緩和策発表後の為替相場の反応が限定的だったのは、同日の民間の雇用関連の統計(ADP雇用統計)が堅調だったこと(5日の雇用統計においても失業率は横ばいではあるものの、非農業部門の雇用者数は増加)に対するドル買いが金融緩和のドル売りを薄めたからともいえます。

 

いずれにしても想定範囲ということもあって、特に為替市場にとっては「織り込み済み」であったと言える反応に収まりました。

 

事前のニュースや専門家コメントの論調などで方向感は分かりますが、どの程度市場で織り込まれているかまでは分かりませんし、何れにしても発表結果次第で変わってきます。また、今回のように重要イベントが複数重なったとき、市場は様子見を選択することがあることも覚えておきたいですね。

 

簡単ではありませんが、少なくともこうしたイベントは発表前後をセットにして見ていきましょう。

 

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為替相場の最新注目ポイント

輸出企業のドル売り・・・82円付近は想定レートに近く売り意欲が強まる

 

米国債利回りの動向・・・FRBの買い入れ期待で利回りは再び低下へ

 

英中銀四半期インフレ報告・・・追加金融緩和期待を後退させる内容となるか?

 

中国経済指標・・・強い数字となれば豪ドルなど資源国通貨上昇へ

 

為替相場をピボットテクニカル指標で分析

FX投資家に人気のピボットテクニカル指標で為替相場を予想します。

 

基準値は、前日の高値、安値、NY市場の終値をもとにしています。

 

H:ハイ・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)
R:レジスタンス(上値の目途)

S:サポート  (下値の目途)
L:ロー・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)

 

 

 <ドル/円><ユーロ/円><ユーロ/ドル><ポンド/ドル>
H    82.507   115.941     1.44046   1.63980

R2   81.998   115.505     1.43269   1.63477
R1   81.635   114.771     1.41791   1.62654

 

基準値 81.126   114.335    1.41014  1.62151

 

S1   80.763   113.601     1.39536   1.61328
S2   80.254   113.165     1.38759   1.60825

L    79.891   112.431     1.37281   1.60002

為替相場において高い注目度の経済指標や要人発言は予定されていない。あえて注目ポイントを挙げるとすれば、欧州の債務不安となりそうだ。このところ、欧州債市場でPIIGS諸国とドイツのスプレッド(利回り格差)は急速に拡大している。先週後半にはアイルランドとドイツのスプレッドが500ベーシスポイントを突破、政府の緊縮財政案に失望し、アイルランドの債務再編説まで飛び交っていた。先週末でFOMC、雇用統計など米国の材料がある程度消化されたため、今週は欧州の債務不安が新たなテーマとして浮上する可能性がある。※PIIGSとは財政基盤の弱いユーロ加盟国の総称。ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの頭文字をとったもの。